<在日中国人のブログ>熊本県で中国人研修生が農家夫婦殺害後に自殺、背後に何が?

Record China    2009年11月11日(水) 13時9分

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10日、熊本県で中国人研修生が研修先の農家夫婦を殺害し、自身も自殺したと見られる事件について、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長はブログで、その背景を分析した。写真は安徽省合肥市のパスポートセンター。

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2009年11月10日、日本の華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長はブログで、熊本県で中国人研修生が研修先の農家夫婦を殺害し、自身も自殺したと見られる事件を取り上げ、その背景を分析した。以下はその内容。

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事件は8日、熊本県植木町の農家から「誰かが自殺したようだ」との119番通報があり、警察官が駆けつけたところ、農業研修に来ていた中国人の王宝泉(ワン・バオチュエン)さん(22)が首をつって死んでいるのが発見された。その後、この家に住む広地宏一さん夫婦の遺体と意識不明で倒れている親戚女性も見つかった。王研修生が大量の返り血を浴びていることから、警察は研修生が夫婦を殺害し、その後自殺を図ったものと見ている。王研修生は6月下旬に来日したばかりだった。

王研修生は前日から体調不良を訴え、休みたがっていたようだ。だが、広地さんが経営する野菜販売店の従業員によると、広地さんは休みを認めず、大声で「早くこっちに来い!」と叫んでいたという。また、近所の人の話では王研修生は繁忙期には連日早朝5時から深夜まで働いていたほか、最近は何度も広地さんに怒鳴られる姿が目撃されていた。

夢と希望を抱いて来日したはずの若者が、なぜこのような凶行に走ってしまったのか?近所の人の話から、王研修生の労働環境や広地さんとの労使関係、心理状態などが読み取れる。言葉の壁もあっただろう。日々の生活で鬱積したものが体調不良にも関わらず怒鳴られたことで、爆発してしまったのか。2度と悲惨な事件が起きないよう、今後は中国人研修生の心理サポートにも力を入れていく必要があるだろう。(翻訳・編集/NN)

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