ゴミ焼却施設のダイオキシン排出量、16%が国家基準を上回る―中国

Record China    2009年11月8日(日) 9時2分

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6日、中国各地のゴミ焼却施設のダイオキシン排出量は、16%が国家基準、70%が欧州基準以上を排出していることが分かった。写真は海南省海口市のゴミ処理場。

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2009年11月6日、中国科学院が中国国内のゴミ焼却施設に対し、ダイオキシン排出量を調べたところ、16%が国家基準、70%が欧州基準以上の量を排出していることが分かった。南方週末が伝えた。

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中国のゴミ焼却施設は05年の67か所から現在は100か所近くにまで増加し、ゴミ焼却にともなうダイオキシン排出が社会問題となっている。だが、一体どれくらいのダイオキシンが排出されているのか、正確なデータはこれまで存在しなかった。ところが今年、国際的に有名な学術雑誌「Chemosphere」に、中国科学院大連化学物理所の研究グループらが1年かけて中国国内のゴミ焼却施設19か所を調査した結果が掲載された。

研究グループは具体的な調査対象を明かさなかったが、19か所のダイオキシン排出量は0.042〜2.461 ng-TEQ/Nm3で、平均は0.423ng-TEQ/Nm3だった。中国環境部が定める国家基準は1.0ng-TEQ/Nm3以下、欧州基準は0.1ng-TEQ/Nm3以下だ。うち国家基準に合格したのは全体の84%にあたる16か所、欧州基準は同31.6%の6か所だった。(翻訳・編集/NN)

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