2009年11月4日、米通商代表部（USTR）は中国が金属や化学工業製品などの原材料の輸出を不当に制限しているとして、欧州連合（EU）、メキシコとともに世界貿易機関（WTO）に対して紛争処理小委員会（パネル）の設置を求めたと発表した。新華社が伝えた。

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この問題では米国が6月、WTOに中国を提訴して2国間協議が行われたが、不調に終わっていた。

米国は中国がボーキサイトやコークス、マンガン、黄リンなどの輸出を制限しており、これが原因で国際価格が高騰していると非難。中国企業は不公平に優勢を得ていると指摘していた。

これに対し中国商務部は「輸出政策は主に環境保護と資源保護を目的としたもので、WTOのルールに沿っている」と主張している。（翻訳・編集/東亜通信）