いるはずの島民の4割、島におらず!違法移民して海外に居住―中国

Record China    2009年11月1日(日) 5時29分

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2009年10月、カリブ海ハイチ沖で中国福建省からの密航者70人近くを乗せた船が転覆し、数十人が死亡した。うち10人以上が違法移民が盛んなことで知られる福建省福州市の琅岐島出身者だったという。写真は福建省アモイ市で摘発された違法出国者。

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2009年10月、カリブ海ハイチ沖で中国福建省からの密航者70人近くを乗せた船が転覆し、数十人が死亡した。うち10人以上が違法移民が盛んなことで知られる福建省福州市の琅岐島出身者だったという。30日、南都週刊が伝えた。

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琅岐島は総面積92平方キロメートルの小さな島だが、違法移民が盛んなことで知られている。地縁関係が強い中国ではある地域の住民は同じ地域に移民する傾向が強い。琅岐島住民は米国向けの移民が多いという。正式な統計こそないものの、今では8万3000人の住民のうち4割にあたる2万2000人が海外で暮らしているとも見られている。

しかしその旅路は果てしなく長いもの。各地を転々としながら最終目的地である米国を目指すことになる。ある琅岐島の住民は昨年出発したにもかかわらず、まだ米国に到着していないという。途中、違法移民が発覚し強制送還される危険性もあるばかりか、今回のように命の危険すらある。

10月25日、琅岐島の劇場で演劇の公演が始まった。舞台脇の黒板には「労光村:董某さんはスペインに無事到着しました。一族をあげて感謝します」と小さく書かれている。密航が成功したことを感謝する奉納芝居だという。島全体では年に300回もこうした公演が開催されている。(翻訳・編集/KT)

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