ブランド神話の終焉?「売れない日本」に見切り、中国への鞍替え進むか―香港紙

Record China    2009年10月9日(金) 13時28分

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7日、香港紙は、イタリアの高級ブランド「ヴェルサーチ」が日本国内の全店舗を閉店したことを受け、海外の高級ブランドにとって重要なお得意様だった日本が急速に魅力を失いつつあると分析した。写真は北京金融街購物センターにあるヴェルサーチの看板。

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2009年10月7日、香港の中国評論新聞社は、イタリアの高級ブランド「ヴェルサーチ」が日本国内の全店舗を閉店したことを受け、海外の高級ブランドにとって重要なお得意様だった日本が急速に魅力を失いつつあると分析した。

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長い間、海外の高級ブランドにとって日本は重要な市場の1つだった。だが、世界的な金融危機のあおりを受け、日本人の財布のヒモは固くなる一方。ブランド物を持つことが一種のステータスという時代は終わりを告げた。最近の若者に人気なのはいわゆる低価格ブランド。もはや「日本人=高級ブランド好き」という図式は崩れ去ろうとしている。

米コンサルティング大手ベイン・アンド・カンパニーの予測によると、日本の今年の高級品売上高は前年比10%減。一方、富裕層の拡大が続く中国は同7%増となっている。スイスの金融グループ、クレディ・スイスのアナリスト、Rogerio Fujimoriは「海外高級ブランドのすべてが日本における経営戦略の見直しを検討している。近い将来、『重要なお得意様』は日本から中国に取って代わるだろう」との見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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