五輪開会式の口パク騒動、裏方の替え玉少女が歌手デビュー!「スターにはなりたくない」―中国

Record China    2009年9月25日(金) 11時44分

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23日、昨年開催された北京五輪の開会式で独唱を披露した美少女。その後、彼女のパフォーマンスは「口パク」だったことが判明し、実際の歌声は別人の少女のものと判明した。その歌声の主がこのほど歌手デビューを果たし、再び大衆の前に姿を現した。

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2009年9月23日、昨年開催された北京五輪の開会式で、「歌唱祖国」という愛国歌を歌った可憐な美少女を覚えているだろうか?このたった1曲のステージで一躍、全国区の人気を獲得した林妙可(リン・ミアオコー)ちゃんだが、その後、彼女のパフォーマンスは「口パク」だったことが判明、実際の歌声は別人の少女・楊沛宜(ヤン・ペイイー)ちゃんのものと判明した。当時7歳の沛宜ちゃんは世間の同情を集める中、騒動後はマスコミを避けて雲隠れしていたが、このほど歌手デビューを果たし、再び大衆の前に姿を現した。中国新聞社の報道。

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五輪開会式という大舞台では、“声のみの出演”という裏方に徹した沛宜ちゃん。しかも別人の歌声としてのパフォーマンスだったため、さぞかし無念かと思いきや、本人は表舞台に立つことをあまり好んでいない様子。今回の歌手デビューに際しても、「これは両親が決めたことなの。わたしはあまり乗り気じゃなかった。ステージに立つことが好きじゃないの」と漏らした。

五輪開会式当時の状況についても語った。「ステージに上がれなかったことは特に気にしてない。監督の指示だし」と、いたってさっぱりしている。その監督であるチャン・イーモウ(張藝謀)氏については、「すごく厳しい感じ。あんまり話もしなかったし、また会いたいとも思わないかな。だって、頭をなでてくれると髪がクシャクシャになるんだもん」と、臆することなく“世界の巨匠”を評した。

「またチャンスがあったとしても、オリンピックの開会式には出たくないな」と言う沛宜ちゃん。しかし、歌声の替え玉を務めた表役者・林妙可ちゃんについては「いいお友達なの。だから、あんなふうに(あの騒動のように)なりたくなかったな」と語った。彼女の人気ぶりをうらやむそぶりもなく、「別にあんな風にはなりたくない。アルバムもそんなに売れてほしくない。お金儲けに興味もないし、もしあってもどんな風に使っていいか分からない。スターにもなりたくないし、有名になりたくない。居心地悪いもの。私は将来、先生になりたいな」と終始、あくまで無邪気な沛宜ちゃんだった。(翻訳・編集/愛玉)

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