4本脚の奇形ひなと家族の愛の物語―河南省鄭州市

Record China    2006年11月4日(土) 10時20分

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市場で売られていたという4本足の鳥のヒナ。突然変異で産まれた奇形だが、尚さん家族に暖かく見守られながら育っている。

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2006年11月1日、河南(かなん)省鄭州(ていしゅう)市のある団地に住む尚(サァン)さん宅で、レコードチャイナのカメラマンはある鳥のひなと対面した。

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このひなは尚さんの親戚が市場で見つけ、尚さんの息子へのプレゼントとして買ってきたものだが、驚くべきことに脚が4本ついている。黒っぽい体から健康な2本の脚がのび、さらに左脚の後ろと右脚の前に1本ずつ、小さ目の脚が生えているのだ。

この鳥のひなは、健康な2本脚で体を支えて立つことはできるが、小さな2本脚にその機能はなく、かえってバランスがとりづらくなっている。鳥にとって相当な負担であるようだ。

河南省農業大学生命科学学院の李春奇(リチュンキ)教授に尋ねたところ、このひなは恐らく受精卵の段階では双子で、その後発育する過程で遺伝子に何らかの変異が起き、このような姿で生まれてきたのではないかという見解だった。

「難しいことはよくわからないけど…。」このひなをもらった尚さんの息子はこう話した。「この4本脚の鳥のひなが、僕たち家族と一緒に幸せに暮らしていけたら、それでいいと思います。」

尚さんの家族は、ひな鳥が寒さで弱ってしまわないよう裸電球の近くに寝かせ、常に暖かな環境を保っているという。このひな鳥が、優しい家族のもとですくすくと成長するよう願わずにはいられない。

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