<民主党政権>「アジアに2つの太陽はいらない」、「鳩山外交」の甘さを皮肉―米紙

Record China    2009年9月3日(木) 9時57分

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1日、米紙は、東アジアのリーダーの座を中国と共有しようと目論んでいる日本の次期政権に対し 、「天に2つの太陽はいらない」とその考えの甘さを指摘した。資料写真。

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2009年9月1日、米紙ニューヨーク・タイムズは、東アジアのリーダーの座を中国と共有しようと目論んでいる日本の次期政権に対し 、「天に2つの太陽はいらない」とその考えの甘さを指摘した。

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筆者はアジア事情に詳しいコラムニストのフィリップ・バウリング(Philip Bowring)氏。同氏は次期首相となる鳩山由紀夫・民主党代表がどんなに大言壮語をしても日本の外交政策に大きな変革が起こるはずがないと指摘する。

同氏によれば、“鳩山政権”が掲げる外交政策は(1)米国への盲目的な追随を減らす(2)アジア諸国とさらに良好な関係を築く、の2点。だが、10年前のアジア通貨危機の際にそれを実行していれば、日本は今ごろアジアのリーダーとして確固たる地位を築いていたはずだが、当時の日本は米国に歯向かう勇気がなかった。

今のアジア情勢は当時より複雑化している。「最も重要なポイントは中国の台頭だ」と同氏。北朝鮮の核問題もある。同氏は“鳩山外交”は単なる「取らぬ狸の皮算用」だと皮肉った上で、EUでのドイツとフランスのように中国とアジアのリーダーの座を共有しようとする考えに「天に2つの太陽はいらない。落ちる太陽は日本だ」と水を差した。(翻訳・編集/NN)

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