珠江デルタ地域に戸籍のない子供5万人!就学・就職も困難な、香港男性の非嫡出子―香港紙

Record China    2009年8月21日(金) 14時34分

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2009年8月20日、香港紙・星島日報は記事「香港籍男性の非嫡出子、珠江デルタ地域に5万人超:学校にも行けず仕事もできない」を掲載した。正式な結婚を経ずして生まれた子どもには戸籍がなく、その人生には多くの困難が待ち構えているという。資料写真。

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2009年8月20日、香港紙・星島日報は記事「香港籍男性の非嫡出子、珠江デルタ地域に5万人超:学校にも行けず仕事もできない」を掲載した。

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近年、香港籍男性が大陸で正式な結婚をすることなく、子どもを作ってしまうケースが増えているという。こうした子どもらには香港と大陸、どちらの戸籍もない。そのため香港に入境することもできないばかりか、大陸の学校に通ったり仕事を探すことすら難しいという。

全国人民代表大会の香港地区代表、香港工会聯合会所属の香港特別行政区立法会議員の黄国健(ホワン・ジエングオ)氏は、昨年の全国人民代表大会においてこの問題を取り上げた。戸籍がなく学校に行くことすらできない子どもたちは社会的な権利を奪われ、大人になっても臨時雇いか自営業で働くことしかできない。そのため社会を憎み、暴力団員や犯罪者になる可能性すらあると指摘している。

香港工会聯合会大陸情報提供サービスセンターの施立偉(シー・リーウェイ)総主任は、助けを求める訴えが数多く届いていると話した。多くの場合、香港籍男性とその愛人の子どもの問題で、女性が子どもの面倒を見ないケースが多いという。最近寄せられた訴えはある香港籍男性からのもの。戸籍がない自分の子どもが大陸で学校に行けなくなったことを知り、香港居住権を与えてやりたいと相談してきた。(翻訳・編集/KT)

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