2009年8月19日、人民日報海外版は、日本で結婚適齢期を迎えた子供を持つ中国人両親のあせりや、ネットを通じて婚活する日本在住の中国人青年の様子などを伝えた。

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上海市の人民公園にはメディアでも紹介されたことのある有名な「お見合いコーナー」がある。このお見合いコーナーに最近、「米国」「日本」など地区別に分かれた「海外在住コーナー」ができたという。

日本の関東地区で生活し、東大卒の娘を持つ中国人・陳（チェン）さんは、最近娘の結婚問題が気になり、上海へ一時帰国した際に「お見合いコーナー」に立ち寄り、運良く川崎市に住む息子を持つ中国人夫婦とめぐり合った。親同士は意気投合し、日本へ戻ったら子供同士を会わせることで意見が一致。しかし、陳さんの娘は全くその気がなく、写真にも見向きもせず、うやむやに終わってしまった。娘の了解を得ないままお見合い話を進めた陳さんは、最後には娘から「そんなに気に入ったなら自分たちが結婚すれば」と言われ、がっかりしている。

日本での生活が数年におよぶ王（ワン）さんは「日本人とは文化が違うし、中国だけで育った女性とも考え方が違ってしまっている。対象となるのは日本在住の中国女性ということになるが、そうなると選択の余地が非常に小さい」と海外在住者の結婚は難しいと嘆く。

ネット上で婚活に励む33歳の呉（ウー）さんは来日して6年。ネットでのやり取りを通じて何度か相手の中国人女性と実際に会うところまでは進んだが、「写真と実物が違いすぎる」と憤慨する。現実の厳しさに、呉さんは「会うのは難しくないけど、本当の相手にはめぐり合えない」とあきらめ気味だ。（翻訳・編集/HA）