<コピー商品>ノートパソコンや3G携帯まで!ここまできた「普及」―深セン市

Record China    2009年8月10日(月) 11時41分

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7日、中国最大の電気街・広東省深セン市の華強北エリアで「山寨機」と呼ばれるコピー品が氾濫している。写真は深セン市内の電気街で販売されている山寨機。

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2009年8月7日、中国中央テレビ(CCTV)によると、中国最大の電気街・広東省深セン市の華強北エリアで「山寨機(さんさいき)」と呼ばれるコピー品が氾濫している。

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中国では、既存ブランドの機能とデザインを模倣したコピー品を「山寨機」と呼ぶ。携帯電話の山寨機が登場したのは08年だが、いまやデジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、液晶ディスプレイ(LCD)などの山寨機もIT市場に出回っている。

中国全土で携帯電話の山寨機が最も取引されているのが、「中国のアキバ」深セン市の華強北エリアだ。同テレビによれば、そこでは3G(第3世代)携帯電話の広告が、とりわけ人目を引いていたという。正規品の3G携帯電話であれば数千元(数万円)はするが、同エリアでは数百元(数千円)で手に入る。

驚くべきは、こうした携帯電話だけでなく、スタイリッシュなデザインで機能も充実したノートPCも店頭に数多く並んでいることだ。価格は500〜2200元(約7000〜3万1000円)前後とまちまちだが、正規品より非常に安価。3G携帯電話やノートPCの山寨機は、華強北エリアで最も人気が高いという。

深セン市のあるPCメーカーによれば、昨年たった半年間で、市内に500のノートPCメーカーが誕生したという。また、同市周辺には携帯電話メーカーが1000社以上あるが、そのうち100社以上がPC製品をすでに販売または販売を予定している。「電機産業の集積地という地の利を生かして、華強北エリアはノートPCの設計・製造・販売をはじめとしたコピー産業の基盤を構築した」と同テレビ局は分析。これまで携帯電話やMP3などの電子部品を取り扱ってきたメーカーも、つぎつぎとPCパーツの製造に切り替えているという。(翻訳・編集/SN)

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