故宮のラーメンとスタバ=偽りの伝統に固執するな―中国紙

Record China    2009年8月9日(日) 21時40分

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8日、新華網は宋桂芳(ソン・グイファン)氏の署名記事「故宮のラーメンとスターバックス」を掲載した。写真は故宮のレストラン。価格の高さからか客の入りは鈍いという。

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2009年8月8日、新華網は宋桂芳(ソン・グイファン)氏の署名記事「故宮のラーメンとスターバックス」を掲載した。

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今月、北京市故宮博物院内にショッピングセンター、レストランが開設された。宋氏は2007年のスターバックス騒動はなんだったのかと指摘している。以前、故宮博物院内には米カフェチェーン・スターバックスの店舗が開設されていたが、「故宮の文化を損なうもの」とネットを中心に反対キャンペーンが起こり、撤去された。

宋氏はラーメンは中国独自の文化とはいえそんなに故宮にふさわしいものだろうかと疑問を投げかけ、ショッピングセンターにせよレストランにせよ開くのであれば、何を売ってもいいではないかと主張している。さらに問題なのが値段。当時、スターバックスは一般店舗と同じ価格で商品を提供していたが、今回のレストランはラーメン1杯30元(約430円)という高値だ。宋氏は「空港と一緒で独占企業となればすぐに値段をつり上げる」と皮肉った。

宋氏は時代は進歩し歴史は変わるもの。いつわりの伝統に固執する必要はないと唱え、「われわれ中国人は故宮からスターバックスを追い出したが、やって来たのは一杯30元のラーメンだった。当時義憤に駆られていた人々は今、顔を赤らめているのではないか」と締めくくった。(翻訳・編集/KT)

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