<中国人個人観光ビザ>高すぎる年収規定、緩和の可能性を示唆―日本政府観光局

Record China    2009年7月10日(金) 14時46分

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8日、日本政府が中国人向けの個人観光ビザを7月より解禁したことを受け、中国から第1陣の観光客らが日本への自由旅行に出発した。写真は浅草。

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2009年7月8日、日本政府が中国人向けの個人観光ビザを今月より解禁したことを受け、北京市から第1陣の観光客30人余りが出発したのを皮切りに、この日は広東省広州市からも16人が日本への自由旅行に出発した。南方日報の報道。

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今月1日、中国人向けに解禁された個人観光ビザは、ツアーに参加することなく自由に日本国内を観光することができるもの。従来は既定の団体ツアーに参加するか、あるいは2〜3人の家族単位で、と制限が設けられていた日本の観光ビザだが、これで中国人観光客による完全な自由観光が実現することとなった。

日本への観光客を招致しようとこの日、広東省の広州白雲国際空港では日本の大手航空会社2社による記者会見が行われた。ビザ取得の所要日数は5営業日と、手続き自体は比較的スムーズと言えそうだが、何といってもビザ申請者にとって大きな障壁となっているのは「年収25万元(約340万円)以上」との参考条件。これによって、ビザの申請件数が限られ、航空会社や関連業界も顧客開拓に頭を悩ませているようだ。

観光庁の本保芳明長官は、この年収規定について「申請者の信用度を判断するための1つの目安」としているが、日本政府観光局(JNTO)は、「解禁初期における設定基準であり、市場が拡大すればその条件は徐々に緩和するはず」との見方を示した。(翻訳・編集/愛玉)

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