日本が事実上の「核大国」に、北朝鮮の核実験をきっかけ―日本華字紙

Record China    2009年7月7日(火) 18時8分

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6日、北朝鮮の核実験をきっかけに日本が核を保有、そのまま日本は事実上の核大国に変貌するのではないか?―そんな危惧を表した文章が日本の華字新聞に掲載された。写真は中国・青海省にある中国初の核兵器生産基地の跡地。

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2009年7月6日、日本の華字紙「日本新華僑報」は「北朝鮮の核実験をきっかけに、日本は事実上の核大国になる」との署名入り論説を掲載した。

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記事によると、核実験を繰り返す北朝鮮に対し、日本は被害者の立場を強調しながら国連でも六カ国協議でも積極的に非難や制裁を求めている。日本国内では一部で「北朝鮮に対し先制攻撃をすべきだ」という強硬論や、「北朝鮮に核があるなら日本にもあるべき」という核武装論まで飛び出している。非核三原則(「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という日本政府の3つの原則)を表明している日本にとって、北朝鮮の核実験やミサイル発射は「非武装」解除の理由として好都合なのだ。

1960年に締結された日米安全保障条約のなかに核兵器持ち込みの密約があったとする日本政府の元高官の証言もあり、日本の非核三原則は事実上守られていなかったことも指摘されている。また、羽田元首相はかつて「東京大学の学生でも原子爆弾は作れる」として日本の科学技術水準の高さを誇った。日本にとって「核兵器の製造はきわめて簡単」なものであり、将来は米国の協力の下、事実上の核大国になる日も近いと記事は指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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