<上海万博>「東洋のパリ」復権へ、開催を機にセレブ客取り込み―米メディア

Record China    2009年7月9日(木) 14時4分

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6日、米メディアは「上海は経済が困難な時期にセレブ客を取り込もうとしている」と題した記事で、上海は万博開催を機にかつて「東洋のパリ」と呼ばれた頃の栄華を取り戻そうとしていると報じた。写真は上海万博のチケットセンター。

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2009年7月6日、米フォーブス誌電子版は「上海は経済が困難な時期にセレブ客を取り込もうとしている」と題した記事で、上海は万博開催を機にかつて「東洋のパリ」と呼ばれた頃の栄華を取り戻そうとしていると報じた。7日付で環球時報が伝えた。

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万博開催を来年に控えた中国最大の商都・上海。現在は街全体が空前の建設ラッシュに沸いている。旧フランス租界にある植民地時代の面影を残す瀟洒なホテルやレストランなどはお色直しの真っ最中。ファッションショーやF1、美術展なども企画してセレブ客の興味を惹こうとしている。

万博会期中は7000万人の来場者を見込んでいるだけあり、外資系の超高級ホテルも続々とオープンし、豪華さを競い合っている。毎年中国の富豪ランキングを手掛ける上海在住の英国人会計士、フージワーフ氏は「上海の各ホテルはこれまで市内一を目指していたが、今では全国一ひいては世界一を目指すまでになった」と指摘する。

世界不況の影響で上海の観光業も不振にあえいでいる。今年1月〜4月の観光客数は前年同期比11%減、ホテルの客室使用率は同10%減の46%に止まった。宿泊料金は20〜50%も低下。しかもこれは、新型インフルエンザが流行する前の数字である。それでも上海では現在、104軒のホテルが建設中だ。証大・上海大隠精品酒店(ゼンダイホテルイン上海)の総経理は「会社は今が(開業の)理想的な時期ではないと分かっているが、長い目で見ているようだ」と話している。(翻訳・編集/NN)

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