“水中のパンダ”マミズクラゲの生息確認、世界の準絶滅危惧種―湖北省

Record China    2009年7月6日(月) 17時57分

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4日、湖北省で2番目に大きい淡水湖である梁子湖で、マミズクラゲの生息が確認されたと伝えられた。写真は准絶滅危惧種に指定されたマミズクラゲ。

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2009年7月4日、「武漢晩報」によると、湖北省で2番目に大きい淡水湖・梁子湖で、マミズクラゲの生息が確認されたことが分かった。広範囲に生息するのは、世界でも珍しいという。

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地球上で最も原始的、最も下等な無脊椎動物――マミズクラゲ。繁殖期が春(モモの花が咲く頃)であることから、中国では「桃花クラゲ」と呼ばれている。

マミズクラゲを発見したのは、梁子湖の生態調査を行う梁子湖湖泊生態系国家野外科学観測研究所。同研究所の所長である武漢大学の於丹(ユー・ダン)教授は同紙にコメントを寄せ、「6月24日午前、研究スタッフと湖中調査を行った際、梁子湖の銭江大湖水域で生息を確認した」と説明している。

今回発見されたマミズクラゲの直径は約1cm、生息域は20平方キロメートル以上だという。生息密度は300〜1000匹/平方メートルほどだと推測され、5000匹/平方メートルに達する可能性もあるという。

マミズクラゲは水質がきれいな場所にだけ生息する淡水クラゲで、生存期間は最長でも1〜2か月ほどだという。中国特有の保護種であることから「水中のパンダ」とも称され、02年に世界の準絶滅危惧種に指定されている。(翻訳・編集/SN)

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