<M・ジャクソンさん>最初で最後の中国旅行=22年前の様子を当時のガイドが語る―広東省

Record China    2009年6月30日(火) 11時49分

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29日、25日に急逝した世界的スーパースター、マイケル・ジャクソンさんが22年前、中国を訪問した時の様子を地元紙が報じた。マイケルさんにとって、最初で最後の中国旅行だった。写真は当時のマイケルさん。

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2009年6月29日、広州紙・中山日報は、25日に急逝した世界的スーパースター、マイケル・ジャクソンさんが22年前、中国を訪問した時の様子を報じた。マイケルさんにとって、最初で最後の中国旅行だった。

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マイケルさんの訃報は中国でも大きな話題となった。中国でのコンサートは1度も実現しなかったが、実は22年前の1987年、中国・広東省を訪れていた。ガイドを務めたのは地元の旅行会社で働いていた劉広志(リウ・グワンジー)さん。まだ23歳だったが、他に英語ができる人がいなかった。案内したのは同省中山市郊外の小さな農村。全く手がつけられていない自然と素朴な村民の姿を見たマイケルさんは、「まるでスイスのように美しい。すべてがエメラルドグリーンだ」と感想を述べたという。

マイケルさん一行は香港経由で広東省入りした。劉さんは迎える直前まで相手が誰だか知らされていなかった。当時の中国はまだ欧米の音楽が今ほど大量に入ってきていない時代。だが、流行に敏感な若者は歌手マイケル・ジャクソンの存在を知っていた。劉さんも「スリラー」を聞いたことがあった。マイケルさんの印象は「とても気さくな人」。他の外国人観光客などにサインを求められても気軽に応じていたという。「中国革命の父」孫文に大変興味を持ち、後に香港に戻ってから「中山服」をオーダーメイドしたと聞いた。

劉さんや村の人たちにとってマイケルさんは永遠の思い出。現在は米国に住む劉さんだが、今でも当時の資料を宝物としてすべて大切に持っている。マイケルさんは広東を離れた後、すぐにサイン入りの写真を送ってくれたという。村の人たちは今でも、それらの写真を家の一番目立つ場所に飾っている。(翻訳・編集/NN)

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