<レコチャ広場>地震もないのにマンション倒壊=「手抜き工事」との意見が大多数―上海市

Record China    2009年6月28日(日) 1時59分

拡大

09年6月、個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、上海市のマンション倒壊事故を取り上げた。市政府は原因の究明を約束したが、ネットユーザーの間では「手抜き工事」との見方が圧倒的多数を占めているという。写真は事故現場。

(1 / 8 枚)

2009年6月、個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、上海市のマンション倒壊事故を取り上げた。市政府は原因の究明を約束したが、ネットユーザーの間では「手抜き工事」との見方が圧倒的多数を占めているという。

その他の写真

以下は同ブログから。

先日お伝えした上海市のマンション倒壊事故が話題となっています。倒壊したのは上海市蓮花南路に位置する「蓮花河畔景苑」。手抜き工事ではないかとの不安も広がるなか、上海市の韓正市長は同マンションの販売一時停止及び原因の徹底究明を命じました。

原因が一番気になるところですが、昨年の四川大地震では「おから工程」と呼ばれる手抜き工事が問題となっただけに、今回もそうなのではと思ってしまうところ。中国のネット掲示板でも「手抜き工事だろ」「おから工程、また来た」「1平米あたり1万6000元(約22万円)と報じられているけど安すぎだろう。長持ちするマンションなら4万元は出さないと」「いや倒れても本体が壊れていないんだからたいしたもの。2万元の価値はあるな」「絶対手抜き。全国のマンションを徹底検査するべき」などと議論されています。

特に注目を集めているのが基礎部分。写真を見る限り13階建てのマンションを支えるのにはあまりにも浅い様子ですし、根元からぽっきり折れたような異常な倒れ方をしているのが目につきます。

27日付の新聞晩報によると、「蓮花河畔景苑」には629戸がありこれまでに489戸が販売されたとのこと。引き渡しは来年5月の予定です。同マンションには計7棟がありますが、倒壊しなかった棟の購入者も安全性に不安を抱いているとのこと。27日付財経網は「きっとわたしたちの棟も安全ではないでしょう。誰も住みたくないですよ」との購入者の声を伝えています。またすでに複数の購入者がキャンセルと賠償を求めているそうです。(筆者:chinanews)

■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者のブログ。『21世紀は中国の世紀』と言われその成長がもてはやされるなか、「このまますんなりと発展が続くとは思えない」と考え、スポーツにとどまらず中国関連の「気になるニュースをピックアップし」紹介している。FC2ブログに掲載。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携