<北朝鮮核実験>中国に最も近い地下施設で実施?「風は中国側に吹く時期」と懸念―中国紙

Record China    2009年6月17日(水) 12時12分

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15日、北朝鮮が3度目の核実験を行う可能性があると見られる地下施設11か所に対し、米韓当局がすでに監視を始めていると中国紙が報じた。写真は06年10月、北朝鮮の核実験後の中朝国境付近。

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2009年6月15日、中国紙・環球時報は日米韓メディアの情報として、北朝鮮が3度目の核実験を行う可能性があると見られる地下施設11か所に対し、米韓当局がすでに監視を始めていると伝えた。

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記事によれば、米韓当局はそのうち中国から最も近い慈江道の下甲(ハガプ)と平安北道の金倉里(クムチャンリ)に最も注目している。

下甲の朝鮮第26総廠は北朝鮮最大の地下軍事工場で、約2万人の工員が各種ミサイル、ロケットなどを生産。重要な核兵器の研究開発および生産基地でもある。地下坑道が2本あり、それぞれはトラック2台が並行して走れる広さ。1本は核弾頭の保管倉庫で、もう1本は地下核実験基地に通じている。建設時期が最も早く、設備も整っている。

一方の金倉里は、中国との国境からわずか40km。中国にとって最も近い北朝鮮の地下施設とされているが、全容は定かでない。米国の専門家らが98年から99年に行った調査でも確認は取れなかった。だが、地下施設があると思われる場所には地上に人工湖が作られ、周囲は3000ボルトの高圧電線。朝鮮人民軍の兵士2500人を駐屯させ、寧辺(ヨンビョン)の核施設からも非常に近いことから、同施設で行われる可能性に注目が高まっている。

また、夏から秋にかけては北朝鮮側から中国側へと風が吹くことから、記事は「中国への影響」に強い懸念を示している。(翻訳・編集/NN)

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