<汚染粉ミルク>事件から再出発、河北三元が215億円投じ牧畜基地建設―中国

Record China    2009年6月16日(火) 6時19分

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11日、中国食品メーカーの河北三元食品有限公司(河北三元)が記者会見を開き、15億元(約215億円)を投じて「牧畜基地」を建設する計画を発表した。写真は市場に送られる河北三元の商品。

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2009年6月11日、中国食品メーカーの河北三元食品有限公司(河北三元)が記者会見を開き、15億元(約215億円)を投じて「牧畜基地」を建設する計画を発表した。

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同社は食品大手・北京三元集団有限責任公司(三元集団)が、08年秋の「汚染粉ミルク事件」で苦境に陥った三鹿集団の主要資産を買収して設立した企業。牧畜基地の建設により、高品質の原乳を確保し、乳製品市場でシェアを取り戻したい考えだ。中国新聞社が伝えた。

河北三元は今後2−3年以内に、15億元の資金を集め乳牛2万頭規模の牧畜基地を建設する計画。繁殖、飼育、疾病予防などについて統一基準のもとに管理し、自前で原乳を確保することで乳製品の品質向上を目指す。「汚染粉ミルク事件」は、同社に原乳を納入した業者が品質をよく見せるため、原乳に有害物質のメラミンを混入したことが原因だった。

関係者によると、同社ではこれまでに乳牛500〜3000頭の確保を終えており、河北省石家庄市藁城地区に約23ヘクタールの牧畜場を建設する計画だ。また、山西省と河北省辛集市の牧場2カ所と委託管理契約も結んでいるという。(翻訳・編集/東亜通信)

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