<北朝鮮核実験>「新指導者誕生前の下準備」戦略専門家が警告!=単なる外交カード説を否定―中国紙

Record China    2009年6月5日(金) 11時48分

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4日、中国紙は、中国共産党中央党校国際戦略研究所の教授の署名記事を掲載した。北朝鮮が2度目の核実験を強行した理由について論じている。写真は北朝鮮。

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2009年6月4日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、中国共産党中央党校国際戦略研究所の張[王連]瑰(ジャン・リエンクイ)教授の署名記事を掲載した。北朝鮮が2度目の核実験を強行した理由について論じている。

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北朝鮮は先月25日に2度目の核実験を強行した後、短距離ミサイルも数発発射。4月には人工衛星打ち上げの名目で長距離弾道ミサイルも発射している。張教授は一連の慌ただしい動きについて、「単なる外交カードではない。新しい指導者が誕生する前の下準備だ」と推測した。経験浅い新指導者のため、古参幹部が事前に北朝鮮が抱える重要な課題を解決しようとしたと考えられるという。

その重要な課題とは、1)核保有国であることを世界に知らしめること2)短、中、長距離ミサイルの精度を誇示し敵を恐怖に陥れること3)朝鮮戦争の「休戦協定」で韓国領として定めた5島を取り戻すこと4)国内の求心力を高めること―としている。同教授は「この推測が正しければ、朝鮮半島ひいては東アジアの情勢は極めて危険な状態だ」と指摘。朝鮮半島の非核化実現のため早目に措置を取らなければ人類は大きな代償を払うことになる、と警告した。(翻訳・編集/NN)

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