<世界禁煙デー>喫煙人口3.5億人、15歳以上の男性の60%が喫煙―中国

Record China    2009年5月31日(日) 23時39分

拡大

5月31日、中国の喫煙人口は3.5億人で全世界の喫煙人口の3分の1を占め、受動喫煙人口も5.4億人に上ることがわかった。中国の15歳以上の男性の60%が喫煙している。写真はたばこを吸う南京市の老人。

(1 / 4 枚)

2009年5月31日、中国経済網によると、中国の喫煙人口は3.5億人で全世界の喫煙人口の3分の1を占め、受動喫煙人口も5.4億人に上ることがわかった。中国の15歳以上の男性の60%に喫煙の習慣があるという。

その他の写真

同記事によると、全世界で、毎年500万人近くがたばこによって命を落としており、エイズ、結核、交通事故、自殺を合わせた死亡人数よりも多い。そのうち120万人は中国人だ。

喫煙の低年齢化も問題となっている。84年には22歳だった男性の平均喫煙開始年齢は02年には18歳に、女性も25歳から20歳になったとの調査結果もある。少数民族にいたっては10歳以下との結果が出た。また、別の調査によると、男子大学生の46%、男子高校生の45%、男子中学生の34%が喫煙しているという。

中国は05年にWHOの「たばこ規制枠組み条約」を批准しており、2011年から中国全土の公共性施設と交通機関での全面禁煙が実施されることになるが、禁煙の遵守は難しいと見られている。まずは未成年が何の妨げもなくたばこを購入できる環境の改善、たばこ税の導入による価格の引き上げなどにより、未成年者の喫煙を抑制することが急務との声が上がっている。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携