毒ギョーザ事件や汚染粉ミルクも影響!観光業界競争力ランキングで62位―中国

Record China    2009年5月21日(木) 8時31分

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20日、中国の「09年観光白書」の編集者・張広瑞教授は、中国が08年の世界の観光業界競争力ランキングで62位だったことを明らかにした。資料写真。

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2009年5月20日、中国の「09年観光白書」の編集者・張広瑞(ジャン・グアンルイ)氏は、中国が昨年の世界の観光業界競争力ランキングで62位だったことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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観光業界の競争力ランキングは、世界観光機関(UNWTO)などが中心となって、130か国を対象に2年前から始めたもので、昨年の中国は62位と、予想外の結果となった。

張氏は「中国への評価は各項目でばらつきが大きかった」とした上で、最大の原因として「政府の観光業への取組み不足」を挙げた。同氏によると、観光業は中国の経済活動を支える柱になるべき産業であるにもかかわらず、業界の3大市場「国内観光」「海外観光」「海外からの観光客誘致」に対する政府の政策がそのつど変更され、しっかりとした運営がなされてこなかったと指摘した。

また、その他の原因として、08年は「四川大地震」や「雪害」など大きな自然災害に見舞われたことや、汚染粉ミルク事件や毒ギョーザ事件など食品安全に対する不信感の増幅、各国での聖火リレー妨害事件やチベットでの暴動などによる中国のイメージの低下などが影響したと語った。

一方、昨年の北京五輪の成功、有人宇宙飛行船「神舟7号」の打ち上げ成功などは、中国のイメージアップに貢献しただけでなく、海外からの観光客の大幅な増加につながったと評価した。(翻訳・編集/HA)

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