欧州の中華レストラン、日本料理に続々転業の理由とは?―中国ブログ

Record China    2009年5月6日(水) 21時17分

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4月30日、ヨーロッパの中華料理レストランが次々と日本料理に変身しているという。店先に日本の国旗と和風提灯をぶら下げたレストランの多くが、中国人オーナーだという。写真は遼寧省瀋陽市にある日本風鉄板焼きレストラン。

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2009年4月30日、最近欧州で続々と開店する日本料理レストランについて、イタリア在住の中国人が「中華網」のブログページに「その多くが中華レストランからの転業」だと伝えた。

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「空軍司令」を名乗る男性作者は「実録レポート、欧州の中華レストランはなぜ次々に日本国旗を掲げるのか?」という文章を掲載した。彼は最近、イタリアだけでなく欧州全土で中華レストランが日本レストランに次々と生まれ変わっていると指摘。数日前まで赤い大きな中国式ランタン(灯篭)を下げていたレストランが、ある日突然、日本風の外装に日本の国旗を掲げ、日本提灯を下げているというのだ。

1990年代、欧州では中華料理ブームが起こり、ローマ、ロンドン、パリなどの大都市では200軒から300軒の中華レストランがオープンした。2000年代にはその数が飽和状態にまで膨れ上がり、レストラン同士でし烈な生存競争が生じた。SARSとメラミン混入ミルク事件が発生すると中華レストランは大打撃を受ける結果に。そのうえ、昨年の世界的な金融危機の影響で、売り上げは激減したという。そんななかで和食ブームは衰えを見せず、健康志向の欧州人に深く愛されている。

今では中国人だけでなく、ベトナム人やマレーシア人、フィリピン人が開業した日本レストランも多く見られるようになった。日本食が世界中でブームになっている背景に、日本料理の持つ独特の素晴らしさがある。味や器、風情にいたるまで徹底して“おもてなし”にこだわる日本人の姿勢を、我々も学ばなければならないと思うのだが…。(翻訳・編集/本郷)

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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