<中台>真の交流を、中国本土の人に士林夜市を見せるべき―台湾紙

Record China    2009年5月1日(金) 10時39分

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22日、台湾紙は中国の対台湾交流窓口機関の幹部が台湾を訪れた際に士林夜市を観光できなかった点について、中国本土からの客人の行動を制限することは民主的ではないと批判した。写真は士林夜市。

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2009年4月22日、台湾紙「聯合報」は「阿里山・日月潭から夜市まで中国本土の人に見せよう」と題した社説を掲載した。

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台湾を訪問した中国の対台湾交流窓口機関、海峡両岸関係協会の鄭立中(ジョン・リージョン)副会長は、滞在期間中は宿泊ホテルと会議場を往復するだけのスケジュールだったため、台湾を離れる際に「士林夜市に行きたかった。『条件不備』なのが残念だ」とこぼしたという。

「条件不備」とは、昨年発生した同協会の陳雲林(チェン・ユンリン)会長に対する抗議行動を指す。このときは市民と警官隊が衝突し、流血騒動に発展した。この事件から台湾当局は「群集を管理するよりも客の方を管理する」方法をとるようになった。だが、これでは中国側に民主的な台湾をアピールすることはできない。

台湾を訪れる中国本土からの観光客の多くが、阿里山や日月潭、故宮博物院といった有名な観光地のほかに、台北最大の夜市である「士林夜市」の観光を楽しみにしている。夜市では台湾各地の名物グルメを堪能できるだけでなく、人々の生活を垣間見ることができる。しかも屋台で働く人々と触れ合うことで、中台間の真の交流ができるというものだ。台湾当局は中国からの観光客に対する制限をなるべく減らし、もっと民間交流のチャンスと自由を与えてはどうだろうか、と社説はまとめている。(翻訳・編集/本郷)

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