水力発電の黄金期に突入、発電容量で世界首位に―中国

Record China    2009年4月22日(水) 9時47分

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20日、中国の水力発電容量が1億7200万kW時となり、08年末で世界首位となったことがわかった。写真は四川省の水力発電施設。

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2009年4月20日、中国の水力発電容量が1億7200万kWh(キロワット時)となり、08年末で世界首位となったことがわかった。北京市で開会した「第2回・水力発電技術国際会議」で発表された。新華社の報道。

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中国水力発電工程学会の周大兵(ジョウ・ダービン)理事長は、改革開放後に革新的成長を遂げた中国の水力発電は現在、プロジェクトの規模でも技術力でも世界トップを誇り、まさに「水力発電の黄金期」を迎えたとした。中でも世界的に注目される三峡ダムは、年間発電量が約847億kW時。発電能力70万kWhの発電機32基を投入し、発電容量2240万kW時となっている。水利部の副総括エンジニア・●進武(パン・ジンウー/●=まだれに「龍」)氏提供のデータによると、全国に分布する中小規模の水力発電所は4万5000か所。年間総発電量が1600億kW時となっている。

今後、チベットなどに水源を持ち、西南3省(四川省・雲南省・貴州省)を流れる金沙江・大渡河・瀾滄江・烏江などを中心に、中国は08年から15年にかけて多数の水力発電施設の建設を予定し、発電能力70万kW時の発電機150基を稼働させる目標を持つ。20年までには、全国の発電容量を3億kW時とする見通し。

一方、国家エネルギー局の史立山(シー・リーシャン)氏は、「中国の水力発電施設建設はもはや技術面を追い求めるだけではなく、環境保護や立ち退き住民のケアなどを含めて考慮していかなければならない」とした。(翻訳・編集/愛玉)

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