世界最強レベルの猛毒!絶滅危惧種「コブラバイパー」発見―広東省韶関市

Record China    2009年4月19日(日) 21時48分

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18日、世界でも珍しい毒蛇、コブラバイパーがこのほど広東省で発見された。絶滅危惧種に指定されている毒蛇だが、発見した住民らは恐怖から石で殴り殺してしまった。写真が今回発見されたその毒蛇。

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2009年4月18日、中国新聞社によると、広東省韶関市の乳源ヤオ族自治県でこのほど、世界でも希少な毒蛇、コブラバイパーが発見された。

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コブラバイパーを発見したのは電線修理工の作業員たち。14日午後8時過ぎ、水田わきで洗濯をしていたところ、突然カエルが一斉に鳴きだした。鳴き声のする方へ歩いていくと田んぼのあぜに1匹のヘビを見つけたため、近くにあった石で打ち殺してしまったという。

ヘビは全長60cmほどの大きさで、体表はオレンジ色。背の部分に18本の横縞模様があり、頭部は三角形。このヘビの写真を韶関学院の動物研究の専門家、徐剣(シュー・ジエン)教授に見せたところ、教授は即座に世界でも珍しい毒蛇のコブラバイパー(Azemiops feae)と断言した。

コブラバイパーはこれまでに中国南部やミャンマー、ベトナムで発見例があり、中国で生息する27種の毒蛇のうち最強レベルの毒をもつ。世界で最も恐れられている毒蛇の一種で、「絶食」と言われるほど飢えや渇きに強く、半年間飲まず食わずでも強靭な体力を維持できる。飼育には適さず、欧米に輸入されてもことごとく失敗に終わっているという。中国ではこれまでに数十匹の標本を採集しているが、希少なコブラバイパーは「中国絶滅危惧種レッドデータブック」のなかで「絶滅の危険性が極めて高い動物」に指定されている。(翻訳・編集/本郷)

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