1000人以上の男児が失踪、1億円以上の懸賞金かける家族も―広東省東莞市

Record China    2009年4月17日(金) 11時23分

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16日、広東省東莞市で、07年から現在までに合計1000人以上、08年だけでも500人以上の男児が失踪したという。写真は福建省の街頭で公開された中国各地で失踪した子供の写真。

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2009年4月16日、「新快報」は、広東省東莞市で、07年から現在までに合計1000人以上、08年には500人以上の男児が失踪したことを、「被害者家族の会」の情報として報じた。騙されて誘拐された子供、目の前で奪い去られた子供、そして派出所で保護された後、派出所から連れ去られた子供までいるという。

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同紙によると、15日昼前、広東省東莞市の路上で巨大な垂れ幕やポスターを掲げた被害者の家族20数人が行進を行った。垂れ幕のなかには「家財を使い果たしてでも1000万元(約1億4500万円)の懸賞金でわが子を買い戻す」というものも。5年前に息子が失踪したと言う王(ワン)さんは、何年も警察や政府部門に訴えてきたが取り合ってもらえず、「これしか方法がなかった」と強調した。「警察に通報しても、『証拠不足』という理由で80%が門前払いされる」と語る被害者の家族もいた。

最近になって、失踪事件が後を絶たないことを重く見た公安部門が腰を上げて調査に乗り出し、4月初めには、数年前に失踪したという男児を救出したという。東莞市政府のある幹部も、被害者の家族と面会する準備があることを表明している。(翻訳・編集/津野尾)

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