「文化赤字大国」中国、映画もアニメも音楽も海外作品ばかり―韓国メディア

Record China    2009年4月17日(金) 16時39分

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14日、「中国は“文化大国”ではない。実際は“赤字大国”だ」―こんな記事が韓国紙に掲載された。中国の文化は輸出されず、海外の文化は中国に輸入される一方だという。写真は中国産アニメ。

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2009年4月15日、「中国の“文化大国”は表面だけ。実際は“赤字大国”」という論説が14日付の韓国紙に掲載された。中国「環球時報」が伝えた。

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「中国製造(メイドインチャイナ)」の工業品は全世界を席巻しており、その貿易額は毎年最高記録を更新している。だが「中国文化製造(メイドインチャイナカルチャー)」となると、世界の市場での人気はいまひとつ。音楽やアニメ、映画などの文化領域では圧倒的に輸入が輸出を上回っており、中国は立派な文化赤字大国になっているのだ。

北京演出業協会の統計によると、昨年1年間に中国国内の芸術団体が北京市で行った公演回数を07年と比較すると1.56%のマイナスであったが、海外の芸術団体の公演回数は36.3%も増えている。また中国ではアニメ作品の必要放映時間が100万分なのに対し、国産アニメ作品はわずかに13万分の供給量しかない。不足分は海外作品を購入して補っている状況だ。本や新聞、雑誌などの出版物は、05年の輸出が730万部、輸入は1400万部でほぼ倍。音楽市場では、06年に輸出と輸入の差が10倍にまで広がった。しかも輸出物の内容には偏りがあり、出版物は中国の伝統文化を扱ったもので、映画はカンフーものばかり。

中国の子供たちが夢中になっている日本の特撮ヒーロー「ウルトラマン」は、いまや大量のキャラクターグッズが日本から輸入されており、米国のディズニー社は音楽や映像、グッズなどをシリーズで販売している。こうした海外の市場戦略を積極的に学ばなければ中国の文化産業に発展はないだろう。(翻訳・編集/本郷)

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