<北朝鮮ミサイル>この騒動の勝者は?敗者は?=なお残る5つの謎―台湾メディア

Record China    2009年4月8日(水) 10時9分

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2009年4月7日、台湾の中国評論通訊社は記事「北朝鮮の衛星打ち上げ、5つの謎」を掲載した。各国からの情報が飛び交うなか、今なお多くの謎が残されているという。写真は朝鮮半島38度線の板門店。

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2009年4月7日、台湾の中国評論通訊社は記事「北朝鮮の衛星打ち上げ、5つの謎」を掲載した。各国からの情報が飛び交うなか、今なお多くの謎が残されているという。

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第一の謎、「打ち上げたのはミサイルか?衛星か?」米国からはミサイル、ロシアからは衛星との見方が伝えられた。第二の謎、「衛星は軌道に到達したのか?」北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は1段目ロケットは日本海に、それ以外は太平洋に落下したと発表した。日本、韓国も同様の見方を示している。一方、北朝鮮はロケットは試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げに成功したと発表、同衛星は軌道上から「金日成将軍の歌」「金正日将軍の歌」を放送しているという。

第三の謎、「北朝鮮と日米韓の争い、その背景とは?」軍事専門家・彭光謙(ポン・グアンチエン)氏によると、北朝鮮の衛星打ち上げは技術開発、民族精神の発揚、6カ国協議での発言権向上などの狙いがあるという。一方、日米韓は打ち上げを機会として同盟体制を形成したとともに、さらに深い狙いを持っているという。その狙いは朝鮮半島ではないと述べ、中国に対するけん制であると示唆している。第四の謎、「誰が勝者か?」北朝鮮はもちろんのこと、打ち上げを口実に軍備強化の正当性を得た日本も利益を得たと指摘する。一方、敗者は朝鮮半島情勢の不安定化の影響を受ける韓国になるという。

第五の謎、「6カ国協議への影響は?」打ち上げにより北朝鮮情勢が不安定化することは間違いない。しかし6カ国協議が北朝鮮核開発問題を解決する唯一の方法であることは各国が理解するところで、北朝鮮にしても打ち上げは米国の注意を引き、交渉カードを増やすためのものであったと同紙は指摘した。(翻訳・編集/KT)

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