フィリピン人メイドら1000人以上が抗議デモ=「召使の国」発言に反発―香港

Record China    2009年4月6日(月) 12時16分

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5日、香港のコラムニストがフィリピンを「召使の国」発言したことに対する抗議デモが香港・セントラルで行われ、香港在住のフィリピン人1000人以上が参加した。写真は香港で働くフィリピン人メイド。

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2009年4月5日、香港のコラムニストがフィリピンを「召使の国」発言したことに対する抗議デモが香港・セントラルで行われ、香港在住のフィリピン人メイドら1000人以上が参加した。6日付で東方早報が伝えた。

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コラムニストのチップ・ツァオ(陶杰)氏は先月27日付の香港誌「HK magazine」で、フィリピンが南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島の領有権を主張している件について「召使の国が主人にはむかうことは出来ない」などと批判。自宅のフィリピン人メイドにも「給与を上げてほしければ、仲間たちに南沙諸島は中国のものだと言っておけ」と警告したことも明かした。同氏によれば香港にはフィリピン人メイドが13万人就業している。

この日集まったフィリピン人たちは香港特区政府までデモ行進し、「フィリピン人に対する人種差別問題に関心を持って欲しい」と訴えた。ツァオ氏に対しても誠意ある謝罪を要求している。参加した1人は「ツァオ氏の発言は氷山の一角。フィリピン人は香港で常に差別を受けている」と憤慨する。

ツァオ氏はこの発言により、フィリピン入管当局から「公開謝罪するまで入国禁止」を言い渡された。南沙諸島の領有権をめぐってはフィリピンのアロヨ大統領が先月10日、一部を自国領とする法案に署名、中国政府がこれに激しく抗議している。(翻訳・編集/NN)

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