「おくりびと」に中国映画にない深みがあるのはなぜか―中国ブログ

Record China    2009年3月30日(月) 9時7分

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27日、日本映画「おくりびと」を観た中国人ブロガーが、中国映画は感情と感覚を満足させるだけだが、日本映画は生と死、愛などの主題について深く考えさせる、と日本映画を高く評価する文章を発表した。写真は同作品主演の本木雅弘。

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2009年3月27日、日本映画「おくりびと」を観た中国人ブロガーが、中国映画は感情と感覚を満足させるだけだが、日本映画は生と死、愛などの主題について深く考えさせる、と日本映画を高く評価する文章を発表した。「おくりびと」は、遺体を棺に収める「納棺師」という職業をテーマに、人の生死を温かく描いた映画だ。

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ブログの著者によると、同映画は、静かで温かい映像のなかに、監督の多大な努力と工夫が込められ、脚本も極めて自然で、出演する俳優たちの演技も過不足ない。各シーンを全身全霊で構成していく監督の思いが伝わり、それぞれのシーンが明確かつ自然に主題へと向かっていくのを感じた、という。脚本は簡単だが、映画のなかの言葉にならない空気に圧倒され、最後まで見ずにはいられない感覚に支配される。映画は、テーマに対する巨大な思考の余地を、観客に残して静かに終わった、と綴る。

映画を観終わった著者は、インターネットで第81回アカデミー賞授賞式の映像を探したという。同外国語映画賞を受賞したこの作品が、世界から認められた瞬間を見ることができたと語り、この映画に賞を与えたことでアカデミー賞の名誉も保たれ、また同賞が中国の監督たちに自分のちっぽけさを自覚させる役割を持ち続けるだろう、と結んだ。(翻訳・編集/津野尾)

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