<動物像>ついに来た支払い期限…落札者「絶対に払えない」―中国

Record China    2009年3月27日(金) 18時49分

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27日、パリで競売にかけられた清代中国の動物像を落札した蔡銘超氏が、代金の支払い期限を過ぎても「やっぱり絶対払えない」と拒否した。理由は「競売主催者を援助することになるから」だという。写真は蔡銘超氏。

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2009年3月27日、パリで競売にかけられた清代中国の動物像を落札した蔡銘超(ツァイ・ミンチャオ)氏が、代金の支払い期限を過ぎても「やっぱり絶対払えない」と拒否したという。成都晩報の報道。

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蔡氏は海外に流出した文化財を取り戻す活動をしている民間組織「海外流出文化財救出基金」の顧問。今年2月パリで行われた故イブ・サンローラン氏の遺品オークションで、動物のブロンズ像を計39億円で落札した。動物像は清代に英仏連合軍から略奪されたものだったため、蔡氏は「所有権は中国政府にある」として支払いを拒否していた。26日にはついに支払い期限を迎えたが、同氏は「やっぱり絶対に払えない」と再び表明。その言い分は、「支払いは(競売主催の)クリスティーズを援助することになる。また、クリスティーズからは請求書なども届いていない」というもので、今後のクリスティーズの動向を静観したいとしている。

クリスティーズは今月6日、蔡氏の「不払い宣言」を受けて本来1週間だった支払い期限を1か月に延長していた。(翻訳・編集/愛玉)

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