大都市の男性同性愛者、HIVの感染経路に―中国

Record China    2009年3月22日(日) 20時9分

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19日、最近行われた調査によると、中国の大都市に住む男性同性愛者が、HIVの感染経路の1つになっていることが明らかになった。同時に女性とも性的関係を持つことや、不特定多数との1度きりの関係などが、直接の感染原因となっている。写真は北京のゲイバー。

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2009年3月19日、最近行われた調査によると、中国の大都市に住む男性同性愛者が、HIVの感染経路の1つになっていることが明らかになった。中国新聞社が伝えた。

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調査は、中国疾病予防抑制センターと青島大学医学部付属病院「性健康センター」など9機関が共同で、9つの大都市(ハルビン瀋陽西安鄭州上海・南京・武漢重慶成都)に住む男性同性愛者2250人を対象に、アンケートと血液検査によって行われた。対象者の平均年齢は26歳で、20.7%が既婚者。2.2%にHIV陽性の結果が出た。

同調査によると、94.8%が最近6か月以内に男性と性的関係を持ったと答え、既婚者の74%が女性の性的パートナーがいると答えた。また、半数近くがインターネットサイト、バー、公衆浴場などで知り合った男性と性的関係を持ったと答えた。多人数での性行為の経験があると答えたのは18.6%、売買春は13.2%。その他に22.4%が最近6か月以内に性病の症状を訴え、24.4%がHIV検査を受けたことがあると答えた。

調査の責任者・張北川(ジャン・ベイチュアン)教授は、中国の男性同性愛者の多くが女性とも性的関係を持っていること、不特定多数との1度きりの関係が一般的なことに注目する。張教授は、彼らが利用するサイトを媒介とした健康教育などHIV感染予防措置が、当面の急務だと述べた。(翻訳・編集/津野尾)

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