<魯迅>日本から「熱狂的ファン」も!遺品がゆかりの地で一般公開―広東省広州市

Record China    2009年3月21日(土) 11時4分

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18日、中国の近代文学を代表する作家・魯迅の遺品67点が広東省の広州博物館で一般公開され、貴重な機会を逃すまいと多くの文学ファンが訪れた。写真は魯迅。

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2009年3月19日、中国新聞社によると、中国の近代文学を代表する作家・魯迅(ろじん:1881−1936)の遺品67点が18日、広東省の広州博物館で一般公開され、この貴重な機会を逃すまいと多くの文学ファンが訪れた。

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展覧会は「魯迅の生涯と創作」をテーマにしており、魯迅が幼少期に身に付けていた銀製の装飾品、執筆時に使用していた筆や硯(すずり)、生涯最期の手紙のほか、「吶喊」(とっかん)「朝花夕拾」「華蓋集」などの初版本が公開された。いずれも上海の魯迅記念館から借り受けた。広州市で公開されるのは初めて。

同市は魯迅が8か月間滞在したことのあるゆかりの地。遺品の「里帰り」は、多くの魯迅ファンとって嬉しいことのようだ。日本から来たという田中さん(60代女性)もファンのひとり。13歳のころに「故郷」を読んで感動し、これまで上海市と浙江省紹興市の魯迅記念館に足を運んだ。「魯迅にまつわるエピソードなら、すべて興味があります」と田中さんは語る。この催しは同市に旅行に来て知ったという。

ファンは、年配世代から若年世代まで幅広い。同市の年配女性は、「新中国が成立する以前(1949年以前)から魯迅作品は学校の教材になっていて、たくさんの影響を受けた」と地元での催しを喜んでいる様子。とはいえ、作品中には若者世代にとって意味を把握しづらい箇所も多い。そのため、展覧会では小中学生にも分かりやすいように、代表的な10作品余りが作品背景の解説付きで紹介されていた。(翻訳・編集/SN)

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