中国最大の漁業監視船が西沙諸島に到着=南シナ海域の領有権誇示が目的?―中国

Record China    2009年3月16日(月) 15時7分

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15日、中国最大の漁業監視船「漁政311」号(4450t)が南シナ海の西沙(パラセル)諸島に到着した。南沙(スプラトリー)諸島や西沙諸島の主権を訴えることが目的と見られている。写真は10日、広東省広州を出発した「漁政311」号。

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2009年3月15日、中国最大の漁業監視船「漁政311」号(4450t)が南シナ海の西沙(パラセル)諸島に到着した。南沙(スプラトリー)諸島や西沙諸島の主権を訴えることが目的と見られている。16日付で広州日報が伝えた。

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南シナ海は中国などアジアの6か国・地域に囲まれており、長い間領有権争いが展開されてきた。特に南沙諸島には大規模な石油や天然ガス資源が眠っているため、各国が狙っている。今回派遣された「漁政311」号は同海域のパトロールが任務。最大速度は20ノット(時速約37キロ)で航続距離は約8000カイリ(約1 万4800キロ)。06年に中国海軍を退役し、中国農業部に移管された。

南シナ海では8日、中国艦艇が米国の調査船を取り囲む騒ぎが発生。米政府の抗議に対し、中国側は「米船は中国の排他的経済水域で違法に活動していた」と反論した。また10日にはフィリピンのアロヨ大統領が南沙諸島を自国領とする法案に署名。中国政府はこれに強く抗議している。(翻訳・編集/NN)

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