黄金に輝く便器?!蝶の羽が舞う?!古代皇帝の驚きトイレ事情―中国

Record China    2009年3月1日(日) 22時20分

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27日、あるデータによると、人は一生のうちの3年をトイレで過ごす計算だ。ところ変わればトイレ事情も違うもの。古代皇帝のなかにはトイレに並々ならぬ情熱を注いだ者がいる。写真は新疆ウイグル自治区トゥルファン市の4星トイレ。

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2009年2月27日、あるデータによると人は1日平均6〜8回はトイレに行き、一生のうちの3年をトイレで過ごす計算になるとのことだ。ところ変わればトイレ事情も違うもの。中国の古代皇帝のなかには、トイレに並々ならぬ情熱を注ぐ人もいたという。収集家の馬未都(マー・ウェイドゥ)が、旅遊衛視のテレビ番組「亮話」でトイレにまつわる逸話を紹介した。

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五代十国時代、後蜀の第2代君主・孟昶(もうちょう:919−965)の便器は黄金で、七色に輝く宝石がはめ込まれていたとか。孟昶を打ち負かした宋の太祖・趙匡胤(ちょうきょういん:927−976)は、強奪品の中にあったド派手な便器をみて、「排泄でこんなに贅沢なもの使いやがって、飯にだったら一体何を使って食べるんだ!?」と驚き呆れたらしい。

清の第6代皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい:1711−1799)は豪華さではなく、造りにこだわった。求めたのは、音も臭いもないトイレ。水洗式トイレがない当時において、それは難題中の難題だった。奴隷たちが考え出した妙案は、乾隆帝が使う便器内に香木の灰をたっぷり敷くこと。用を足しても、その灰が音を消し去り、臭いも吸い取るそうだ。

魏晋南北朝時代のある高官は、優雅さを追求。トイレの土坑に蝶の羽をたくさん敷き詰め、排泄物が落ちる度に蝶の羽が舞う様子を「祝い事」に見立てて楽しんだ。中国でも、一言で「トイレに行く」といっても様々な言い方がある。例えば「如厠」「出恭」「更衣」「解手」「方便」など。そこには、地域ならではの文化や歴史があるようだ。(翻訳・編集/SN)

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