<中仏>クリスティーズ大株主は「チベット独立支持者」―中国紙

Record China    2009年2月27日(金) 14時57分

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27日、清朝時代に英仏軍によって北京・円明園から略奪された動物像の競売に、クリスティーズの主要株主であるフランソワ・ピノー氏が大きくかかわっていたと中国メディアが報じた。写真は動物像のレプリカ。

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2009年2月27日、国営新華社通信のウェブサイト・新華網は、清朝時代に英仏軍によって北京・円明園から略奪された動物像の競売に、クリスティーズの主要株主であるフランソワ・ピノー氏が大きくかかわっていたと報じた。

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記事は、ピノー氏が「チベット独立派」や北京五輪聖火の採火式にも乱入した「国境のない記者団」に長年資金援助を行っていると紹介。動物像の所有者であるピエール・ベルジェ氏が中国側に「チベットの独立を認めれば返す」と発言したことを報じた週刊誌「LePoint」の発行元も同氏の会社であると伝えた。

また、今回競売にかけられたのはネズミとウサギの頭部の像だが、各1570万ユーロ(約19億5000万円)という高額な落札額も「不自然だ」と指摘。「中国の文物を買い戻そうとする愛国者たちから大金を巻き上げるために仕組んだやらせの疑いもある」とする見方を示した。

ピノー氏はフランスの長者番付第5位の大富豪。グッチやイブ・サンローランなど高級ブランドを傘下に持つPPRグループの創業者。コレクターとしても知られ、06年には英アート・レビュー誌の「最もアート界に影響のある人物100人」の1位に選ばれている。(翻訳・編集/NN)

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