<金融危機>離婚が増える?日中国際結婚カップルの苦悩とは―華字紙

Record China    2009年2月27日(金) 13時17分

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26日、世界的な金融危機の影響で一部の日中国際結婚カップルに家庭崩壊の危機が訪れていると在日中国人向け新聞が報じた。写真は桜が満開の浙江省杭州市の公園で結婚式を挙げるカップル。

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2009年2月26日、在日中国人向け華字紙・東方時報は、世界的な金融危機の影響で一部の日中国際結婚カップルに家庭崩壊の危機が訪れていると報じた。中国新聞社が伝えた。

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厚生労働省の統計によれば、00年以降、毎年1万人を超える中国人女性が日本人男性と結婚している。記事で紹介された福建省出身の「慶子さん」もその1人。慶子さんは10年前に中国で離婚した後、来日。IT企業に勤める日本人男性と再婚した。かなり豊かな生活をしていたが世界的な不況により収入は半減。家計は突然苦しくなった。慶子さんには中国に残してきた中学生の息子がおり、パートで稼いだ10万円を毎月仕送りしていたが、夫はこれを「家計の足しに」と迫ってきた。これに腹を立てた慶子さん。「自分の洋服や化粧品だって我慢しているのに」と納得がいかない。最近夫は酒量も増え、酔っては当たり散らすように。慶子さんは「離婚」の文字が頭をかすめる毎日だという。

このほか、国際結婚をあっせんする業者から「大企業で働いている」と紹介され、結婚した男性が実は大企業の工場などで働く「派遣社員」だったと不満を漏らす沈(シェン)さんもいる。夫は年末に「派遣切り」に遭い、現在は無職。日本語があまり話せない沈さんは、毎日家にいる夫と黙って暮らす日々が苦痛で仕方ないという。

記事は、危機の時こそ夫婦が助け合うべきだと思う中国人女性もたくさんいると強調。だが、「国際結婚にはもともと越え難い溝が存在するもの」とし、家計の危機がこれを一気に深めてもおかしくはない、と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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