武装グループが中国船銃撃、乗組員1人死亡―タイ

Record China    2009年2月22日(日) 8時54分

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21日、タイ北部のメコン川を航行中の中国貨物船団が18日早朝、武装グループの銃撃に遭い、中国人乗組員1人が死亡したと伝えられた。写真は黄金の三角地帯。

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2009年2月21日、中国商務部のウェブサイトによると、19日付のタイ華字紙「世界日報」は、タイ北部のメコン川を航行中の4〜5隻の中国貨物船団が18日早朝、突然武装グループの銃撃に遭い、中国人乗組員1人が死亡したと伝えた。

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事件発生現場はタイ北部のミャンマーとラオスとの国境地帯にある「黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)」から約15km離れた地点。襲われた貨物船団は中国西南部を出発しタイ北部のチエンラーイ県の港に向かっていた。武装グループは船団に向けて銃を乱射、うち1発が乗組員1人の背中に命中したという。

事件発生後、ミャンマー軍の巡視艇が到着し、武装グループと激しい銃撃戦を展開。武装グループは逃走し、貨物船団はミャンマー軍に保護されながら無事チエンラーイ県に到着した。負傷者は近くの病院に搬送されたが、背中を撃たれた乗組員は病院にて死亡が確認された。

同船の乗組員約40人は中国政府に事件について報告するとともに、貨物船の保護を求めた。タイメディアによると、襲撃した武装グループはミャンマーのタイ族とみられ、現地の麻薬組織と深いつながりがあるという。タイの警察当局によると、昨年も同様の事件が発生しており、こうした武装グループはメコン川を航行する船に「保護費」の名目で金銭を要求することから、中国船はこれを拒否したため襲われたとの報道もある。(翻訳・編集/本郷)

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