<北京五輪>「鳥の巣」維持に年13億円、コスト回収は30年後―北京市

Record China    2009年2月7日(土) 23時43分

拡大

5日、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣」の五輪後の維持費用が年1億元近くになることがわかった。うまくいけば30年でコスト回収が可能だと見られているが、スポーツ事業や命名権など課題も多い。写真は08年11月、改装工事中の「鳥の巣」。

(1 / 6 枚)

2009年2月5日、武漢晨報によると、北京五輪のメインスタジアム・北京国家体育場(通称:鳥の巣)の五輪後の維持費用が、借り入れの利息も合わせると年1億元(約13億円)近くに上ることがわかった。建設投資額30億元(約390億円)の回収と合わせて、どのように収入源を確保するか、当事者たちは頭を悩ませている。

その他の写真

現在の主な収入源となっている観光事業も、長い目で見れば、単なる副収入に過ぎないと同紙は指摘する。「五輪ブーム」が時間の経過と共に冷めれば、観光客も減るのは明らかだからだ。スタジアムの命名権の譲渡についても検討されているが、他国のように発展したプロスポーツ事業が国内にないため、現実的には命名権によって多額の収入を得るのも難しいという。

「鳥の巣」を運営する国家体育場有限責任公司は、スポーツ事業、館内の商業施設、広告、テナント料、命名権などが連動して、初めて利益を生み出すことができると見ている。同社によると、これらがうまく機能したとしても、コスト回収に少なくとも30年はかかる計算となる。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携