旧正月は汚職多発期?中国政府が警戒強める―海外メディア

Record China    2009年1月14日(水) 17時2分

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13日、金融危機の下、中国政府が大規模な反政治腐敗キャンペーンを展開している。まもなく中国最大の祝日・旧正月に入るが、祝祭日は賄賂の横行する時期でもあり、政府は警戒を強めている。資料写真。

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2009年1月13日、12日付のロシア経済紙「コメルサント」によると、金融危機の下、中国政府が大規模な反政治腐敗キャンペーンを展開している。環球時報が伝えた。

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「コメルサント」によると、このほど広東省では50人を超える官僚が公金を使って賭博をしたのが明るみに出た。「腐敗官僚に対する一連の措置は、すべての官僚に対する警告になる」と政府関係者は話し、中央政府上層部による広東省への現地視察も行われている。金融危機の影響を受け、欧米各国における中国製品の需要が低下、とくに工場の集中している広東省では職を失う人が急増した。中国政府はこうした状況を重く受け止め、政治面の引き締めをさらに厳しく行う方針だ。

また、米紙「クリスチャン・サイエンス・モニター」は、中国の贈賄事件の8割は祝祭日に行われ、中国最大の祝日である旧正月の時期は腐敗行為も多いと指摘。祝祭日に人に贈り物をしたり、ご馳走したりする習慣がある中国ではこの時期、公金の流用や賄賂など腐敗行為の横行が懸念されており、中央政府は官員に対し祝祭日における行動規範を定めるなど、警戒を強めている。(翻訳・編集/岡田)

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