<続報><偽造紙幣>香港・東南アジアにも流通、人民元の世界的信用失墜の恐れ―中国

Record China    2009年1月14日(水) 11時57分

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13日、中国各地で100元紙幣の偽札が出回っている問題で、偽造紙幣はすでに香港やシンガポールなどの東南アジアにも流入していると伝えられた。各メディアは人民元の世界的信用失墜に繋がると報じている。写真は店頭に偽札を張り出し、注意喚起する商店。

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2009年1月13日、中国各地で100元紙幣の偽札が出回っている問題で、偽造紙幣はすでに香港やシンガポールなどの東南アジアにも流入していると伝えられた。国内外のメディアが動向に注目している。環球時報の報道を済南日報が伝えた。

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このほど出回っているのは紙幣番号「HD90」「HB90」で始まる偽札で、06年にも中国国内で発見されており、07年に広東省でその製造拠点を摘発している。今回は当時回収できなかった偽札が出回っている可能性があり、一部では「台湾から流入したもの」とも報じられている。中国人民銀行貨幣金銀局の葉英男(イエ・インナン)局長によると、偽造紙幣は報道されるほど精巧なつくりではなく、肉眼で識別できるとしている。

米国営ラジオ放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)電子版は10日、「偽造紙幣の流通は人民元に対する信用を失墜し、ほどなくして貿易の決算通貨にも影響するだろう」としている。香港紙・東方日報は「『人民元をアジアの基軸通貨に』との中央政府の思惑は、これで打ち消される可能性がある」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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