バブル続く?中国画家の作品、15億円の史上最高値で落札―シンガポール

Record China    2009年1月11日(日) 15時25分

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9日、広東省出身の画家・朱澤斌氏の油絵が、シンガポールでこのほど行われたオークションで2463万シンガポールドルで競り落とされ、中国の書・絵画作品としてオークション史上での最高値を記録した。

2009年1月9日、中国新聞網によると、広東省出身の画家・朱澤斌(ジュウ・ザービン)氏の油絵が、シンガポールでこのほど行われたオークションで2463万シンガポールドル(約1億1516万元=約15億3875万円)で競り落とされ、中国の書・絵画作品としてオークション史上最高値を記録した。

今年50歳になる朱氏の作品は、このところ香港や台湾、シンガポールなどで人気を博しており、各オークションでも高値が付いていたという。今回、シンガポールで開催された「2009年迎春、芸術作品大型オークション」に出品された油絵「約束と調和の広州、情熱を共有するアジア競技大会(原題:相約和諧広州,共享激情亜運)」は、インドネシア人によって2463万シンガポールドルで競り落とされた。

オークションにおける中国の書・絵画作品のこれまでの最高成約額は、宋徽宗(ソン・ホイゾン)氏の作品「臨唐懐素聖母帖」が記録した2204万シンガポールドル(約1億305万元=約13億7694万円)だったが、朱氏の作品はこの記録を更新した。

史上最高値を記録した作品は、広州市で2010年11月に開催が予定されるスポーツ大会「アジア競技大会」のプロモート活動の一環として、朱氏が同競技大会をテーマに描いた油絵。作品には、民族衣装やスポーツウェアを身に付けた23人のアジア女性が、広州市の著名な建築物の前で、それぞれが異なる競技種目を行っている姿が描かれている。(翻訳・編集/HA)

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