<パンダ虐待>故郷には帰れない?出稼ぎパンダの苦しい事情―中国

Record China    2009年1月10日(土) 8時2分

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9日、過熱するパンダ虐待事件について報じた。現在飼育されている動物園から四川省の故郷に帰すべきとの声が高まっているが、貸し出しているパンダ研究センターは否定的な態度を見せているという。写真は永巴。

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2009年1月9日、過熱するパンダ虐待事件について報じた。現在飼育されている動物園から四川省の故郷に帰すべきとの声が高まっているが、貸し出しているパンダ研究センターは否定的な態度を見せているという。

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今年1月、あるネットユーザーが広東省の深セン野生動物公園で飼育されているパンダ・永巴(ヨンバ)が虐待されやせこけているとネットで訴えた。パンダ虐待事件は瞬く間に大手ネット掲示板に転載され、大きな注目を集めている。深セン野生動物公園は有料でパンダとの記念写真撮影サービスを行っていたことも発覚、人々の怒りに拍車をかけた。

生まれ故郷であるパンダ研究センターに連れ戻すべきとの声が高まるなか、肝心の研究センター自身は口をつぐんでいる。ある業界関係者によると、研究センターは永巴を貸し出すことで年20万元(約267万円)ものレンタル料を得ているという。そのため出稼ぎしている稼ぎ手の帰郷には、センターも消極的だという。また永巴が25歳と高齢で長時間の移動に絶える体力がないことも問題となる。ただしネットを中心にパンダ虐待事件が大きな盛り上がりを見せているため、研究センターも対応に苦慮していると見られる。(翻訳・編集/KT)

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