秦の始皇帝陵に眠る地下宮殿、その建造工程が明らかに―中国

Record China    2009年1月5日(月) 6時0分

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1日、秦の始皇帝陵に眠る地下宮殿の神秘のベールがめくられつつある。その建造工程を推測した研究結果が中国の考古学者によって発表された。写真は秦の始皇帝陵。

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2009年1月1日、秦の始皇帝陵に眠る地下宮殿の神秘のベールがめくられつつある。その建造工程を推測した研究結果が発表されたのだ。新華社が伝えた。

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数十年に及ぶ発掘調査と研究を通じて、秦始皇兵馬俑博物館考古学隊の劉占成(リウ・ジャンチョン)隊長は先ごろ、始皇帝陵内にある地下宮殿の建造は主に6工程に分けられていたとする一応の見解を発表した。それは1)排水施設を整備する2)墓坑を掘削する3)墓室を配置する4)壁面に石版を貼り付ける5)墳丘を造成する6)排水溝を埋め戻す――の6つという。

「世界8大奇跡」に数えられる秦の始皇帝陵は、始皇帝が13歳で即位した紀元前246年に建造が開始され、38年間に延べ数十万人が動員された。「始皇帝陵の建造は、工事が長期に及ぶこと、労働力が十分に確保できることから、統一的に計画され、同時着工されたものとみられる」。兵馬俑1〜3号坑の発掘調査に参加した劉隊長はこう述べ、地下宮殿と建物は別々に造られたとの見方を示した。

数十年に及ぶ発掘調査によって、陵区の総面積は56平方キロメートルに及ぶことが判明している。主要工事は地下宮殿、城壁、埋葬坑などの建造。すべて計算されつくした配置で、内装品も豊富という。「地下宮殿の構造は、極めて複雑。その建造工程を最も重んじたものと考えられる」と劉隊長は述べている。(翻訳・編集/SN)

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