中国系移民への強盗事件急増!原因は「裕福そうだから」?―イタリア

Record China    2008年12月31日(水) 8時47分

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29日、イタリアで最近中国系移民や中国人が頻繁に強盗事件の被害に遭うのは、金回りが良く見えるからだけでなく、一種の報復心理が作用しているなど、複雑な原因があるという。写真はイタリア・ヴェニス。

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2008年12月29日、イタリアの中国語紙「欧連時報」は、同国で最近中国系移民や中国人が頻繁に強盗事件の被害に遭うのは、金回りが良く見えるからだけでなく、一種の報復心理が作用しているなど、複雑な原因があると指摘している。中国新聞網が伝えた。

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同紙では、中国人が度々強盗事件の被害に遭う原因の1つとして、金融危機による不景気の中、中国人だけが影響を受けていないかのように見えていることを挙げている。新年が近づいているにもかかわらず、世界的な不景気の影響で現地にも落ち込んだムードが蔓延している。

しかし、中国人だけは高級ブランド店などで以前と同様に買物を楽しんでおり、現地では特に目立った存在になっているという。中国人が頻繁に狙われる原因は、こうした光景が犯人たちに嫉妬心を起こさせているだけでなく、大金を持った格好の「獲物」として映っているからだとしている。

また、これ以外の原因として、地場産業が中国からの大量の輸入廉価商品などによって大きな打撃を受けていることを挙げている。現地人から見ると中国人は加害者にも見え、一種の報復心から中国人が狙われやすくなっているという。

同紙では「被害を避けるため、警戒心を高めて自身で安全を守るだけでなく、積極的に地域に溶け込むとともに、誤解を受けるような行動を慎むことも必要である」とし、「そうすることが中国人だけでなく、地域全体にとっても必要だ」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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