2008年12月15日、中国社会科学院が09年版「社会青書｣を発表した。編集長の李培林(リー・ペイリン)氏によると、今年、全国で発生した自然災害によってこうむった損失額は1兆元(約13兆2100億円)にのぼるという。中国新聞社の報道。

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年初に全国を襲った冷害による豪雪や、5月に発生した四川大地震をはじめ、台風や暴風雨など、今年は各地で自然災害が発生した。李氏によると、四川大地震による損失額は当初4000億元(約5兆2900億円)と試算されたが、最終的には8000億元(約10兆5700億円)に修正された。なお、この損失額には被災地企業の営業停止による損失額は含まれていない。

それでも、李氏は「四川省の生産総額が全国の生産総額に占める割合はそれほど大きくは無い。四川大地震が今年の経済成長に与える影響も本質的なものではないだろう」としている。(翻訳・編集/愛玉)