痔の処方薬「痔血膠嚢」の服用で肝炎発症、くすりは回収へ―福建省泉州市

Record China    2008年11月16日(日) 22時1分

拡大

16日、福建省泉州市の病院で痔の治療薬として出されたカプセル「痔血膠嚢」を服用した患者4人が肝炎を発症。問題の薬を製造した企業は製品の回収を始めた。写真は中国の薬局。

(1 / 4 枚)

2008年11月16日、福建省泉州市にある福建医科大学付属泉州第一医院(以下、第一医院)で、痔の治療薬「痔血膠嚢」を服用した患者4人が肝炎を発症。同病院はこれを国家薬監局薬品不良反応監視センターに報告した。福建省の「台海網」が伝えた。

その他の写真

第一医院感染科病棟に入院している陳さんは、10月15日に泉州市中医院で出された痔の薬「痔血膠嚢」を16日から23日まで毎日6錠ずつ飲み続けた。すると食欲減退、吐き気、尿の黄濁などの症状が現れたという。病院で検査したところ肝炎と診断され、第一医院に転院することに。今年8月に泉州市中医院で痔の手術を行った女性は、3日間「痔血膠嚢」を飲み同様の症状が出た。彼女も検査の結果、肝炎と診断され第一医院へ送られている。同病院ではこの2人のほかに、同じく「痔血膠嚢」の服用が原因と疑われる肝炎患者2人が入院治療中とのこと。

中国当局は11月11日、全国の関係機関に薬品「痔血膠嚢」が原因と見られる21の肝炎発症例を通知した。これにより、各医療機関では同薬の使用を停止。メーカーは薬品の回収を始めている。また、泉州市食品薬品監督管理局は、現在同薬を服用中の人にその中止と専門機関での検査を呼びかけている。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携