最大の塩湖に水戻る、ひとまず枯渇の危機を脱出―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年11月17日(月) 7時19分

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15日、枯渇により消失が懸念されている新疆ウイグル自治区の艾比湖。湖に水が徐々に戻ってきており、枯渇の危機はひとまず免れたと発表された。写真は06年6月の艾比湖。

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2008年11月15日、枯渇により消失が懸念されている新疆ウイグル自治区の艾比湖。艾比湖湿地自然保護区の保護ステーションによると、湖に水が徐々に戻ってきており、枯渇の危機はひとまず免れたと発表された。中国新聞ネットが伝えた。

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艾比湖は新疆ジュンガル盆地の西南端に位置し、新疆最大の塩湖。中国4大砂嵐発生地の1つともされている。今年はこの地域の干ばつが続き、水量は豊富な時期の3分の1にまで減少した。専門家によれば、もしこのまま干ばつが続けば、艾比湖は夏、秋の時期には完全に消失し、むき出しになった湖底が砂嵐の発生源になると危惧されていた。

艾比湖湿地自然保護区保護ステーションの高翔(ガオ・シアン)副所長によると、周期的な季節の変化に伴い、周辺地域の農業用水使用料が減り、ボルタラ河、精河の水が流れ込むことによってある程度水が戻ったという。しかし来年の春、夏に干ばつが再び起こり、農業用水の使用量が増えれば、また湖水は減少の危機にさらされると高副所長は危惧している。

艾比湖消失を防ぐために、新疆政府は90年代から湖岸の治水工事、ボルタラ河流域の節水工事などを行っている。今回も大規模な節水措置や、畑への植林などの措置を執ってきた。(翻訳・編集/中原)

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